友好交流部
第14回 ワールド集会 2011
「世界に開く窓」
(2011年11月11日)
「日本の文化を見直し、世界の文化を理解し、心と心の交流をゲストティーチャーと共に楽しむ。」を目的に
2011年11月11日(金)12ヶ国12名の外国人講師を招き、NIAスタッフ14名の参加のもとに開催されました。
南部小学校は児童数、1, 2, 3 年生: 15教室 (450 人)、4, 5, 6 年生:15 教室 (470 人)、
全校生910名を対象に実施されました。
校長室で講師の皆さんと顔合わせ、進行プログラムについて打ち合わせ
オープンセレモニーは全校生が待つ講堂で、児童による活気ある「よさこい踊り」の熱烈歓迎のもとゲスト入場。
校長先生のお話、国際交流協会会長の挨拶に続き、12ヶ国12人の講師の皆さんの自己紹介。
各講師の皆さんに児童よりさまざまな質問をするコーナーがあり、突飛な児童達の質問に
講師の皆さんともども爆笑のウズの和やかなオープンセレモニー。
12人の講師の皆さんの自己紹介があり、その後、児童全員による唱歌 「里の秋」 斉唱が講堂内に響き渡る。各国講師による授業
英国講師:リチャード・ジョーンズさん
イギリス国旗の意味や国の紹介。
大きな紙から小さなメモ帳を作る紙折り遊びなど児童に
一緒に優しく話しかけながらの楽しい授業。
タイ講師:宮内ラウィワンさん
タイの国旗の紹介やタイ語文字の説明、タイの気候の話に皆、
熱心に聞いていました。児童は先生から配られた用紙
「世界に開く交流教室」に感想など丁寧に書き込みながらの授業
ペルー講師:ベルタ サコダ (迫田)さん
最初に地球儀を示しペルーは何処にあるか、日本から何時間
かかるかを児童に質問、児童の答えはいろいろ。
ペルーが地球義上で日本の裏側にある国、南米にあり日本から
23~28時間ぐらいかかるのよの説明にびっくり!
ペルーの体操の時などに歌う歌や色鮮やかな民芸品の紹介に
児童の目はシロクロ。
中国講師:陳 江 栄さん
中国の発音には「四声」と呼ばれる高低アクセントがあり、
児童は先生と一緒に大きな声で発声練習
中国語でコカコーラを「可口可楽」マクドナルドは「麦当劳」
ドラエモンは「机器猫」と、もとの発音に近い漢字または言葉の
意味をあらわす漢字で表しますとの説明に児童は?!
バングラデッシュ講師:ジヌスさん
日本の約4割の面積に日本の人口とほぼ同数(1.3億人)の世界で
7番目に人口が多い国であり、世界でもっとも人口密度が高く、
親日国家であるバングラデシュをプロジェクターを使って説明。
首都はダッカ、言葉はベンガル語、宗教はイスラム教90%、
教育制度は初等教育(5年)、中等教育(4年)、高等教育(2年)と紹介、
児童に少しでもバングラデシュを知ってもらおうと丁寧な授業。
トルコ講師:イスピル エブルさん
講師のエブルさん(右)はイスタンブール出身、日本の岡山大学で
環境工学で博士号を取得した日本通。 最初に、トルコの食生活、
経済、オスマン帝国の歴史などを児童にやさしく分かりやすく紹介。
トルコの国民の殆んどの人が日本が大好きの親日家ですとの
授業の最後の言葉が印象的。
マレーシア講師:鈴木アキホさん
マレーシアは「年間温和な気温で、日本の企業も多くありますよ」と、
地図を片手に国の文化、言葉、産業等を紹介。
「ありがとうございます(トゥリマ カシ)」、
「こんにちは(スラマッ プタン)」
など基本的な挨拶をマレー語で練習。また、皆が知っている
メロデイー(雪山讃歌)にのってマレーシアの「わらべ歌」
マレーシア語で合唱など楽しいマレーシア理解教育。
メキシコ講師:アウローラ 田村さん
日本の面積の約5倍、日本の人口の8.5割、地球儀で日本の裏側に
あるメキシコの季節や食べ物や文化の紹介からスタート。
メキシコでは小学校に入学したものの、厳しい学校生活や毎年行わ
れる進級試験のため途中でやめていく児童が多いという紹介に児童
達はトナリの友だちと顔を見合わせ驚き、メキシコの子供たちは
日本のアニュメが大好きという紹介にニコニコ。
パキスタン講師:セイダ サルハートさん
日本の2倍の面積に日本の人口とほぼ同数(1.73億人)のパキスタン。
首都はイスラムバート。「パキスタンの多くの人はイスラム教を
信仰しているためラマダン(絶食月)中は日中の食事をしません。
ラマダンが明けるとイード(犠牲祭)のため町はお祭りムード。
パキスタンに暮らす日本人は少ないが、近年日本からの
企業の赴任者を中心に、パキスタン最大の都市カラチに、
約400名が滞在しています。パキスタンの「マンゴー」は、
世界一おいしいと言われています。
ロシア講師:タチアナ 塚田さん
ロシアの色鮮やかな民族衣装で授業を進める講師のタチアナさん。
世界で一番広い国のロシアは日本の45倍。カレンダーを見せなが
ロシアの四季や風景を紹介。ロシアは寒い国、-20℃~30℃は
ロシア人にはあたりまえですとの説明に児童はびっくり!!
香港講師:荘 麗卿さん
香港服で授業、イギリスの植民地から返却され15年目、人口700万人、
東南アジアの交通・金融の要所、1国2制度とは・・・と次から次への
説明に児童達は驚くばかり・・・。
香港の子供服を着たり、香港の子供たちの遊戯をしたりで楽しい授業。
ブラジル講師:アドリアーナ前野さん
日本の約23倍の広い面積に日本の人口とほぼ同数(1.9億人)、
白人系、インディオ系、黒人系、日系、あらゆる人種が入り
乱れ、交じり合う、それがブラジル。ブラジルには多くの
日系人が住むが在日ブラジル人の子供たちは学校生活で日本語の
読み書きを覚えながら勉強もしなければならないのでたいへん。
ブラジル・サッカーの話に児童は大喜び
ゲストテイチャーと交流給食
講師の皆さん、南部小学校の先生と児童の皆さん全員で取り組んだ
「第14回 ワールド集会」は楽しく素晴らしい国際理解の体験学習となりました。
授業が終え児童が帰校してから南部小学校の約30名の先生方と
国際交流協会のスタッフの間で約1時間の懇談会が持たれました。
先生方から国際交流協会の下記のような活動内容について積極的な質疑の1時間。
①日本語教室の講師の方々の選定方法、資格は?
②外国語講座を参加する方法は?
③ホームステイの需要(応募留学生)と供給(受け入れファミリー)のバランスは?
④餅つき、キムチ教室開催の案内はどこで?申し込み方法は?
⑤野田市に住む外国人児童について
※先生方へ協会からは「入会パンフ」を配布、協会ホームページを紹介。
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