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[PR]:野田市国際交流協会

レベルアップ講座:野田市国際交流協会


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レベルアップ講座

日本語学習部

レベルアップ講座


日本語学習部では日本語支援ボランティア活動を行っている
スタッフを対象とした「レベルアップ講座」を開催しています。


  日時:10月2日、23日、30日 各土曜日 13:30~15:30  
  場所:野田市総合福祉会館 3階サポートセンター  
  講師:西川 寛之先生 明海大学日本語学科講師  
  内容:学習者の日本語の誤用をどのように指導するか      
      第一回:「外国語はまず見た目から。」      
      第二回:「間違いの裏に努力あり。思慮ある間違い!?」      
      第三回:「歩く辞書からの脱却、鏡かモデルかスパルタか!?」 

         


第1回:「外国語はまず見た目から。」
   
10月2日(土)  参加者27名


外国語として日本語をみつめる。
同じ形で違う意味の文を例にあげ、意味を考えてみる。
例 
  1)「今日来るお客さんは男らしい」  
  2)「彼女が怒らないように断りました」  
  3)「昨日、お医者さんたちが来たよ」  
  4)「鈴木さんがすきなのは私です」  
  5)「あなたが欲しくてたまらないもの」

2010レベルアップ講座1

西川 寛之先生


2010レベルアップ講座3


母語として使っている日本語、同じ文でも状況により私達は意味を理解できるが、外国人は混乱する可能性が高いので、どのように説明していくか、いろいろ勉強になりました。

また、助詞の「に」と「へ」はどちらを優先させるのか、助詞の「は」と「が」の使い分けはどうしたらよいか等、これからいろいろ勉強していかなければと思いました。




第2回:「間違いの裏に努力あり。思慮ある間違い!?」 

参加者 24名


はじめに国語と日本語教育との違いを考えてみる。
●国語としての教育は、言いたいことを表す道具立ては持っていることが前提なので、どんな風に使えばいいのかを教える。
●日本語教育は、言いたいことを表す道具(語彙や文法など)を持っていないことが前提なので、まずは語彙や文法などを教えることから始め、その使い方を示していく。

次に日本語学校とボランティアが行っている日本語教室との違いを考えてみる。
●日本語学校では日本語教育の考え方としてまとめて100時間以上の学習時間を想定できる。
●日本語教室などでは100時間ものまとまった時間をとることは難しいので、学習者の知識に合わせながら必要な表現を教えていくことも大事である。

次に実際の指導について考えてみました。
例1:「今日は、寒いだから、温かいコーヒーを買いました。」
「~だから」になるものと「~から」になるものの区別がポイントです。
実際に例をあげて考えて見ました。
●「~だから」:名詞の現在形・な形容詞の現在形(雨だから・便利だから)
●「~から」:上記以外は「~から」を使う。

学習者の日本語の知識のレベルを知り、仕事、出身地などに関連した例文を考えながら教えていくこと、いろいろ準備する必要があります。
日本語を教えていくことの難しさ、とても勉強になりました。
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